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ペルシャ、ブレットVSセレスト
ブレットは色々な疑問は浮かぶが、明確にしたのは2つだけ。
どう見ても正気じゃないセレストは敵。
戦場で錬金術をしてるペルシャを味方だと。
セレストが電気を杖に纏わす。
「おい、アレがこの水に打たれたらヤベーよな?」
「黒焦げね」
「チィ、冗談じゃない!」
ブレットが窓枠を見る。
あそこへシュートすれば最悪からまだマシ位になるか。
ブレットの身体に赤い刻印が全身へ巡る。
ペルシャにはブレットが瞬間移動したように見えた。
さっきまでいた足元は、水が押しのけられ床が見えて、その場にはブレットは居ない。
セレストの真横へただジャンプしただけ。
遅れてくる風圧に吹き飛ばされないように錬金術に集中するも、殺してしまいそうな勢いに叫んで忠告する。
「殺しちゃダメだから!!!」