表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
923/983

ペルシャvsセレスト9

「温存なんて無理。ありったけを」


袖に付けていた魔石全てと、火球が封じられている瓶。

今ある使える素材はこれだけ。


まるで方向性がない。失敗の確率も低くない。

そもそも、狙うのは気絶。


殺すよりも難しい。脳震盪も考えたけど、セレストは恐らく雷を纏わせてる。魔装の前段階に思えた。


「触れる事はやめた方がいい。私が客に感電して気絶する」


ペルシャは不意打ちでもなんでもいいから倒す事を目指す。

魔法の打ち合いでは普通に負ける。


魔力もセレストの方が上。


唯一勝る点は「錬金術」1点のみ。


魔法には無い柔軟性と、意外性での初見殺ししかない。

出来るか、そう不安が纏わりつく。


錬金術士は考える生き物だ。だから余計に無駄なことも考えてしまう。失敗や恐怖。


挙句、自分の死ぬビジョンすら見えてくる。


「時間もない、余裕もない、ただ、やるのみ」


自分に言い聞かせて透明な錬金釜へ向き合う。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ