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ペルシャvsセレスト8
「確かあの子は……」
錬金釜に錬金液を入れていた。それはただの水じゃない。
魔力濃度が極端に高い液体とペルシャは定義していた。
なにも水じゃくてもいい。調合するものによっては液体金属だっていい。まあ、釜が耐えられないけど。
要は作るものに最も適した『錬金液』を使えば品質や特性なんかはより高くなる。
今、咄嗟に作れるものは『純水』だ。
魔法出作られた水に不純物は含まれない。含まれている場合は複合魔法に該当する。
ペルシャにそこまで高度な水魔法は使いこなすことは出来ない。
そもそも魔法適性がそこまで高くないというのもあるが。