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仲直り大作戦10
「ねぇ、私錬金術したいんだけど手伝ってくれるかしら」
「勿論です!何をなさいましょう!」
「……具体的に決めてないの。そうだ!みんなも考えて!飛びっきり相手を驚かして思わず駆け寄ってくるもの!」
「何とも難しい……」
「そもそも我々の錬金術のレベルが低く、創造するのは……」
「できるわよ」
「いえ、しかし」
「……誰に言われたの?」
「え」
「出来ないって誰に言われたの?」
「ぐっ……オーエン先生だよ。論文を突きつけて無駄だ、無意味だと……!」
「この魔法界の礎は創成術だってのに!創成術は錬金術の先の技なのに!」
「ほう、いいこと聞いたわ。今度こそ潰す」
「やめなさい」
「グエッ!な、何するんですか!?今からミルクショコラで消し炭に!」
「それじゃあ貴女が凄いって事になっちゃうでしょ」
「それの何がいけないんですか!?錬金術師カテゴリーでしょ!?」
「いえ、ティアという存在よ。見返したいなら錬金術で、でしょう」
「?」
「まあ、任せなさいよ。情報はココにある」