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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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「そして、この地球は魔力の貯蔵庫である。という事は『意思』が宿ると思いませんか?心当たりはありませんか?」


リーナーさんの言うことに心当たりがある。

そして、嫌な動悸もする。


そうです、ノアさん。


あの、黒霧の少女の元々の魔力の擬人化と言っていた彼女が本当だとしたら、もっと大規模な地球という存在にもそれらがあってもおかしくは無い。


となると、


「ええ、我々魔法使いは地球にとって癌です」

「……そんなこと言われても」

「そう生きてきて、全否定されても、ね」


「ええ、そう思います。折衷案を探すべきだったのに」

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