表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
909/984

生き写し

「どうもこうも!」


ウダウダウジウジと何か言い出しそうだったので大きな声で遮ってりましたわ。


そうすると、リーナーさんはポカンとするし、ペルシャは苦笑いするし!

私は本気なんですけどね!


「聞きましたよ!事の顛末は!」

「なら、誰も来ないはずですよ」


この期に及んで自虐をすれば、もう我慢の限界でした。


襟を掴んでよく聞こえるように目線を合わせた上で皆の代弁をしてやりましょうか!!


「何故、頼らないっ!!」


まだまだ文句は始まったばかりですし、終わらせる気もないですけど、リーナーさんはハッとした顔を見せた後に目元を抑えやがります。


叱られてるのに目も合わせないとか有り得ますか!?


益々イライラが募ってきて、「ペルシャっ!抑えてください!」と指示を出せば、有り得ないと言わんばかりに苦々しい顔をして背後に回って腕を押さえ込みます。


ペルシャは掴む時ボソッと耳打ちをした。


(この子はティアの生き写しですよ)


リーナーは小さく息を吐き、また溢れる様な声で、「それは敵いませんね」と諦める。


怒り心頭で知る由もない白夜はそれからコンコンと言いたいことを言いたいだけ言うのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ