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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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索敵

ペルシャの弟であるラプラスはペルシャと同じ錬金術士だそう。

魔法統括会とは別の学校で錬金術を習っていたらしい。


ほんの少し前の話。

ペルシャ達を教えていた先生、グロリアスが追放され、その理由を知り、魔法界の歪さに耐えられなくなり、逃げ出した。


まあ、その後は大変だったみたいだけど、そりゃそうだろうという感じだ。


ママはそういった子を増やさないためにも錬金学園フラスコを創ったわけだし、不幸は減らせるなら減らせるだけいい。


建物の影になるようにひっそりと行動する。

物音を消す魔道具はスプラストさんに上げてしまったから自力で音を立てないようにしないといけない。


そういう魔法はないのと聞いたら「魔法を使った事を感知される」との事だったので、泥棒宜しく抜き足差し足忍び足だ。


「あっ………!」


ペルシャが先導するから私はキョロキョロ索敵していた。

だから見しった顔を見つけることが出来た。


比較的大きめな声を出してしまったのでペルシャに超近距離からギロリと睨まれ、口を抑えられるけど、何とか指をさしてなにか見つけましたとジェスチャーで伝える。


「……なに?」


ヒソヒソ。


「リーナーさんが居た、と思う」


ヒソヒソ。


「……ティアの頭脳って人ね」


ヒソヒソ。


「そう。私は最初はその人を連れ戻すのが目的だったの」

「闇雲に動いても仕方ない、後を追いましょう」

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