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タイトル未定2025/05/22 11:49
「白夜様、お下がりくだい」
急に前方へ行くなり、私を静止させるのは神父だ。
いつの間にか斧を持っていた。
「貴方の武器ってそんなのんでしたっけ」
「相手に合わせます」
徐に前方へ投擲すると空中で止まって見えた。
じわじわと何も無かったと思っていた場所からゴーレムが現れる。
「よく気付いたな」
「師匠でも勘ずが無かった敵を見破るのか。ティアの野郎は化け物採取が相変わらず得意だな」
「その言い方だとお前も当てはまるんじゃないか?」
「引き合わせたのは師匠でしょう」