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馬鹿弟子
「馬鹿弟子」
一通り、じゃあ纏まったという事で休憩かなと思った時に新たな乱入者がドア二寄りかかって居た。
「弟子?」
この面子の中で弟子と呼ばれる存在なんて精々私くらいだけど、この人知らないし。
と、思ったんだけど。分かった。
ブレットがあからさまに苦い顔をしている。
家のルールを少しばかり破った時、母親に見つかった子供のようで、先程までの威厳は無く、そこに居るのは子供だった。
そして、ギロリと私を睨んでくる。
誰かと間違えてませんか!?
……ママかぁ。