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タイトル未定2025/02/03 11:58
「アンタは王にでもなったの?それか司祭」
アトリエから直通の裏世界には完成間近となった錬金学園フラスコの全貌が見ることが出来、梅ちゃんは呆れました。
私も呆れます。誰がここまでやれと言ったのか。
「賢者が言うには威厳、必要。との事で」
「アンタっていう危険人物の首輪を掴んでおきたかったのと、恩義を測ったのね。大人のやることはいつだって……」
「さぁ、始めましょうって時にこれですよ。ねぇ!?」
「あ、はい。すんません」
「空、あなた……」
「そんな目で見るなよ」
「見るでしょ。陰陽師に置いて稀代の天才、100年に1度の才能って言われ続けたアンタが……」
「今一度、ティアさんが怖い存在だと認識しました」
「錬金術の道具は何千年と続く伝統を容易く打ち砕く。陰陽術は太刀打ちできん!」
「偉そうに」
「魔法も同じだ」
一同に沈黙が降りる。
そして集められる視線は全て私が受け止める羽目となった。