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タイトル未定2025/02/02 11:53
「ティアには?」
「言えませんよ。ふふっ、想像がつくでしょう」
「俺が言うかもな」
「手遅れですよ」
「……ソフィーに言ってもか」
「……それは、ズルいですね」
「なぁ、何とかならないのか」
「本格的に動き始めてる気がします。無理でしょう」
「ここで俺が」
「骨を折ってでも引き止めても、ですか?無理でしょう。確実に実力はあなたが上でしょうけど、相性が、ね」
「覆せるものがあったとしてもか?」
「残念ですね、お互いにその人が知り合い…………仲間だった事が」
「はぁ……フッ、そうだな。行けよ。追いつくさ」
「追いついて来てどうするんですか」
「変わらないさ。元に戻る。俺達は友だちだからな」
「敵いませんね。しばらくお暇します」
「良かったのか」
「良いわけないだろ」
「どーすんの当主」
「どーしよ。俺の参謀居なくなったしなぁ……待つかな」
「アイツですか?」
「そ、頼れるリーダー様を」
「立て込んでそうですけど?」
「それはこっちも変わらない。お互い段々と面倒事を背負うようになったものだ」