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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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厄介だ。あゝ厄介者だ

ソフィーという星読みの子を意識して、新しくできたことがある。

あの子は目に特別な力を持っている。

私には無いけれど、人間の目はそのままでも優秀だ。


なら、常人よりも其の能力値を底上げしてやれば、星読みに迫れ無くとも、動体視力を極限まであげることは出来た。


「ただ、痛いんだよねぇ」


それでも厄介事から逃げたい私は全力を尽くす。今、ここで!


パチパチと電力が迸るように目に妖力を込める。


一瞬振り返り、2人がどの軌道で、どんな妨害をするのかを少しの動きから3手先くらいまで読む。


すぐに前に向き直って人混みの隙間を駆けるルートを見切る。


何事かとザワついている人混みに突っ込みながら考える。絶えずに思考する。


黒の錬金術士の男はフラスコを持っていた。

中には液体というか霧というかを入れていた。


この状況で考えられる効果は追跡か束縛。

どちらにせよ誤爆させる必要は出てくる。そこはこの人混みがジャミングとして働くだろうから実質的に無効化できたと言っても過言じゃない。


問題は同じ陰陽師で、起源の魔法使いの方だろう。

どちらの界隈でも有名な人がなんであの子に扱き使われてるのかは知らないけど、厄介だ。

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