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タイトル未定2025/01/05 10:54
「居ました!」
ソフィーさんが星屑をキラキラさせながら指さした方は人混みですが、人がサッと特定の人だけを避けました。
「ちょっ、え!?……あ」
「みぃーつけたぁ……」
「はぁ、私は錬金術士としてだなぁ」
「まぁ、そういうな黒の錬金術士。ティアに首輪をつけられた時点である程度運命は決まってるんだ」
「ちょっ……逃げる!」
冗談じゃないと。面倒事を引っ提げて来なかった試しのないあの錬金術士の連れたちだ。
逃げない方がおかしいくらいだ。
札を地面に適当に投げ捨てて、ステージ裏まで走って逃げる。