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執着する理由
ティアさんがここまで怒ったのっていつぶりでしょうか。
私の為なら怒ってくれても、ここまで感情を剥き出しにしないでしょう。
私はクレアさんに少し羨ましく思えて、嫉妬してしまいそうです。
と、ソフィーは思っているがそんなことはなく、ティアは初期のティア組に対して怪我でもさせたらありとあらゆる手段を使ってでも報復するので、クレアとソフィーは同じくらい体の一部になっている。
ティアは何も無かった。
力あるブレットやクレアは彼女の両腕。
星読みのソフィーは目として。
リーナーは頭脳。
そんな感じで誰かで自分を埋めている。
ティアは心臓も誰かで代用している。その心は「師匠」であり、執着する理由でもある。