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タイトル未定2024/11/28 12:01
奥に進もうと意気込んだところで、入口が見当たらないのです。
本当はただの御屋敷で、皆さんが言うアトリエなどでは無いのかもしれません。
「おかしい。淀みが生まれてるのに発生源が分からない」
「これは巧妙に隠されてるか」
そんなことは無い見たいです。こういう時に歴然力の差というか経験値というか、そういうものを感じますね。
少し落ち込みます。
ミルクショコラが引っ付いてきて、『だいじょーぶ、ママ、守るから』と言ってくれます。
………………?
「ミルクが喋った!?」
「はぁ?何言ってんの。とうとう怖くなって幻聴でも聞こえた?」
「えええ!?でも今!」
「ミルクとの親和性とかが上がったんだろ。それよりも早く入口を見つけよーぜ。気味が悪くて一刻も早く帰り━━━━━━」
グチグチ喋る空を蹴っ飛ばしたのは神父でした。