表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
767/985

連携

「ソフィー、光を!」


ガキン、ガキンと鈍い音が弾ける。


その音で1番先に冷静になった燈火さんがソフィーさんに叫ぶ。


「は、はいっ!『一時の奇跡を、灯火を、光を』!!」


カッと光る天井近くまで浮かぶ、光の玉のおかげで薄暗かった空間は明らかになる。


神父っぽい人はフォールスに引けを取らない剣戟を見せる。

サシなら決着がつかなそう。

実力は拮抗していそうだ。


「ど、どうしましょうか!?」

「そんなの決まってます、逃げます!」


ソフィーさんが一人一人の顔を高速で見比べてそう言いますが、私達は確実に足でまとい。

戦闘向きでは無いので、確かなさっきを持ってる相手と長いすべきじゃない。


「くそっ!なんであいつがいんだよ!!」


空は憎々しげに舌打ちをして、札を取りだします。

火花が散る二人の間を縫って札が飛んでいきます。


「空、どうにかなりますか!?」

「する!」

「ソフィーさん!」

「見えないッ!」


「フォールス、そのまま!信じて!」


燈火さんが空間ごと埋め尽くす炎を放ちます。

フォールスさんは燈火さんの言葉を信じ、神父を鍔迫り合いで動けなくする。


炎に包まる視界、真っ赤な世界はしかし、部屋を焼くことなくしばらく留まります。


炎から、飛び出してきたフォールスは服をはたいて余裕そう。


「……燃えない、びっくりした。死ぬかと……」


死ぬほどビックリしていましたね……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ