あまり組
「……私達はどうしましょうか」
「そうですね、ティアさん達が帰ってくるのは当分先でしょうし、解散でもいいですが」
「ですが?」
「一旦私の師匠のところに行きませんか?」
「え?」
「おっきぃー!なんだこれ宮殿みたい!」
「ミホさんにはそう見えるのですね。この家は見る人によって姿を変えます」
「な、なんでそんな事するんですか?」
「師匠は位持ち、それも星座ですから、色々と狙われます。その対策の1つですね」
「い、今更だけど、本当に上がっていいの?私」
「私たちのリーダーが決めたメンバーの1人なのですから、問題ないかと」
「大有りな気がするよォ」
「ソフィーは萎縮しすぎだよなー」
「ミホさんが図太いんですよ……」
「え?私結構細身だと思ってんだけどなー」
「体型の話じゃなくって……」
「ほら、行こう!」
「で、ソイツが問題児2号か?」
「問題児って、師匠。え、ちなみに1号は誰ですか?」
「ティアに決まってるだろう。ソイツは起源かもって話だよな。そもそも親は?」
「私っすか?記憶無いんすよ」
「公的機関は頼るなよ?面倒になる。当面はどうするんだ?」
「ティアにお世話になるっすね」
「それがいいだろう。て事は錬金術師にでもなるのか?起源の魔法を扱える様なった方がいいと思うがな」
「やり方分かんいっすから」
「リーナー、魔法を教えてやれ。そこのお前も次いでだ。リーナーに教えて貰え」
「私、ですか?務まるでしょうか?」
「お前は知識はあるんだ。使えないだけで。でも、何時まで経ってもそれじゃ困るんだ。いいからやれ」
「はい」
「ちょっと、おっかないっすね」