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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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禁忌

「この世界は魔力の無い文明が発展した表世界。さっきまで居たアトリエのある所ね、と、今ここにいる地球の内部構造的な場所、裏世界がある」

「裏世界へ行くには一般的に創成者が作った門を通るんでしたよね」

「ええ、普通は。今は例外中の例外だけどね」

「裏世界が地球の内部構造っていうのは分かるけど、それが禁忌なの?」

「いえ、ここに居る生物と謎の建造物と、深層裏世界が秘匿されてる禁忌ね」

「ねぇ、アナタはなんでそんなこと知ってるのよ」

「私ですか?特別だからです」

「腑に落ちないわね」

「いつか機会があればそのお話もしますよ。皆さんが魔物、そう仰る生き物は元々の姿があるんです」

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