錬金術師ティアのつくる話

事は上手くいかない

「ティア、上！上に向けて！」

「え、何を。あ、杖、杖ですね！」

「夢でも見てるのかしら」

「大木が生まれて花火が打ち上がっちゃった……」

「はぁ、はぁ……なんでこうなるかしら」

「これが魔法使い、ですか」

「違う！」

「ええぇ……」

「うーん、どうしよう」

「あの、」

「どうしたのマリー。何かいい案がある？」

「とりあえず魔法使い1、錬金術士2なので、とりあえず錬金術を先に知ってもらいませんか？」

「それもそうね、ちゃっちゃつと素材を集めて戻りましょう」