表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
73/988

秘密

「前は危なかったんですよー」

「ここは危険な場所。ここで死んだ魔法使いも少なくはないわ。……言ってもいいのかしら」

「言わなくていいわ、危険な香りがする」

「クレアって案外ビビりだよな」

「お黙り!慎重なだけよ、私は特別強くも、加護がある訳でもないの。それでもこの世界に居るのだから無茶は出来ないのよ。貴方とは違うのよ」

「ああ、その、すまんかった。忘れてくれ」

「クレアちゃんを困らせましたか?」

「うぉい!やめろ、やめろ!杖をこっちに向けるな!悪かったって!悪気はない!」

「ティア、いいのよ」

「そう」

「おっかねェリーダーだよ。クレアに甘いしよ」

「で、私の話は聞く?」

「聞きましょう。移動しながら。まず、必要な素材を言っておきます。ちょっと大きめの魔石と、魔力の籠った金属。出来れば貴金属が目的です」

「まあ、普通に買えないわよね」

「てことは、魔物狩りか?」

「さあ?私知識はほとんど無いのよ?皆に任せるわ」

「なら、私がティアの知識となろう」

「貴女の右に出る人なんて世界中見てもそうはいないものね」

「その2つが一気に手に入るのはアメケテーゼね」

「それは?」

「ランク花の魔物ね。丁度いいわ、秘匿されている世界の在り方と一緒に説明しましょう」

「何でそんなこと知ってるのよ……」

「私が情報屋だからですよ」

「いつか情報屋さんの事を直接知りたいものね」

「ふふふ、いつか。必ず」

「なあ、それって俺達が知っていいのか?」

「流れ的に察しなさいよ。良くないわよ」

「えええ!そんな話聞かされるの!?」

「そういう話の流れだったじゃない。馬鹿ね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ