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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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伝わらない凄さ

所々ボロボロになって修復もされていなかったお店は、完全に別の綺麗なお店へと変貌した。

それも一瞬のみだはあるけれど。


私のイメージをトレースして共有する為の道具。

レシピを見た時はなんの役に立つか分からないと思ったけど、ソフィーさんが頑なに持って行きましょうと言うから常に持っていた。


役に立った〜。


「あ、戻った」

「錬金術の道具です」

「手品みたいな物かしら」

「……一瞬過ぎてあんまりすごさ伝わってないわよ?」

「あ、あれ?おかしいですね……そ、そうです!何かお困り事は無いですか!?」

「い、いきなり言われても……あ」

「有るんですね!?」



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