new 情報屋
「こんにちは」
「あ」
「大所帯ね、出直した方がいいかしら」
「いえいえ、上がっていってください」
「……ティアの知り合い、家の状況、冷静。もしかして」
「こんにちは、クレイア・ムーヴさん」
「じょ、情報屋……」
「「「!!!???」」」
「私とした事が貴女を知らないわね」
「私っすか?私のことを知らないのも無理があるっすねー」
「……それは挑戦と受け取っても?」
「はっはっはー、そんな怖い事言うなって。私の事は私が1番わかんないんだから知らなくて当然だろ?」
「訳ありですか、それよりティアさん、その、あの事は進んでいるかしら。もしかしたら、忙しくて進んでないようでしたら私と行動しませんか?」
「それ、私行っていいか?」
「貴方が?」
「ダメかな」
「い、いえ。いいですよ」
「やった!」
「情報屋さん、まだ何も決まってないの。ネックレスにしようと思うんだけど、守護の力を込めたいのだけどやり方が……」
「あら、ここに情報屋がいましてよ?」
「ティア、やめときなさい。この後何を吹っ掛けられるか分かったもんじゃないわ」
「失礼ね、クレイア・ムーヴさん。彼女はお気に入りなの。他の人なら知らずティアにはしないわ、そんな事」
「他の人にはするんじゃん」
「素材とか集めるのか?俺が付いていって邪魔者は全てぶっ飛ばしてやるぜ?」
「あら、それはいい事。お手並み拝見と行こうかしら」
「そうとなれば裏世界ね」
「準備しますから待ってください。皆さんも準備あるんじゃないでしょうか、1時間後、ここにまた来てください」
「おっしゃ、任せろ」
「分かりました。30分前に来ます。その時に錬金術師の付加価値錬金についてお教えします」
「対価は何かしら」
「そうね、このメンバーは興味深い。私もティアのお仲間に入れてちょうだい」
「んなっ、ティア、お着いて考えなさい!?素性を知らない相手よ?」
「ええ、それならミホさんもよく分かんないですよ」
「で、でも、そう!賢者の頼みでもあるじゃない!」
「へぇ、彼女は賢者の頼み事……」
「しまっ……!」
「味方は、いえ、仲間は売りませんよ?」
「くっ……!」
「なら、決定ですね」
「情報屋さん、少し僕に協力してくれないかい?仲間の好で」
「見所ありますね、今回だけタダでいいでしょう」
「ありがとうございます。僕の魔法なんですが……」
「アイツ、情報屋の懐にすんなり入ったわね」
「え、ええ。……やっぱり、私場違いー、ひいっ!」
「貴女だけ逃れられるとでも?」
「ク、クレアさん?怖いですよー。は、ははは」
「ははは、はは、ははは」
「この2人は今後苦労しそうっすねー」
「」