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グロリアス学長(嘘)
「お邪魔するわよって、ティアが居ない」
「家主がいないのに堂々と入るのはどうなんですか」
「いいのよ。私の部屋みたいなものなんだから」
「やっぱりお2人は……」
「ん?なんか言った?」
「え、いえ。裏世界へ行ってるかも知れませんよ。ほら、錬金学園の準備とか」
「それもそうね。行きましょう」
「え、ああ、はい」
「…………」
「…………」
「夢かしらね」
「お城、ですかね」
「王宮じゃない?」
「あの建物、よね」
「統括会並に凄くないですか?」
「とりあえず行ってみましょうか。ティアの提案とは思えないけど」
「統括会が協力してますし、権威を見せつけたいのかもしれませんね」
「だれに」
「魔法界でしょうね。決壊を破られて侵入を許して、危うくティアマトが取られる自体になりかけたんですから。ニーヴァさん、忙しそうでしたよ?」
「シラナイナー」
「おや、珍しい客人だ」
「なんで、グロリアス、アンタが学長席に座ってんのよ」