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3時の魔法使い、ミレルラ・テンション
「しかもだ!古代のギアは制作不能だと言われた!アッハー!」
「何が楽しいのよ。無駄骨ばっかじゃない」
「しかし、現代にない硬度を持つインゴット系の言わば究極系みたいな金塊があればなんとかなるって言ってくれたのだよ!私には心当たりがあった!」
「嫌な流れね」
「移っちゃったんですかね」
「そう、君だよクレア!!」
「身振りてふわりがうるさい!私がそんなの用意出来るわけないでしょ!」
「出来るだろう?君達、なら」
「……見返りは」
「ティアマトと契約したんだってね。そこのお嬢ちゃんは星読みとしての覚醒」
「だから?」
「この、3時の魔法使い、ミレルラ・テンションお姉ちゃんが面倒を見てあげよって話だよ!」
「…………えっ、時計の位だったんですか!?」
「知らなかったのかい……」