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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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後日、アトリエ組

空の来訪から1週間が経ちました。

工事は相変わらずで、時々紫の魔法使いや白の魔法使いがフラッときて寛いでいます。


どうにもサボるのに1番いい場所なんだとか。

燈火さんがチクるぞと睨みをつけると退散しますが、そうするのも大概2、3時間以上居座った時のみなので、なんやかんや甘いなあと、思いますね。


今日は白夜、ミラクル、小さくなってもらったミルクショコラと勢揃いしています。


私が入口近くのソファに座ると、私の隣を白夜とミラクルが取り合って魔法合戦が始まりかけたので、真ん中に座って両隣に座らせて落ち着かせました。


まったく、なにをそんなにこだわるのやら。


「今日ですよね?」



私が学園長席に座る燈火さんに尋ねれば資料をまとめている燈火さんが机にかじりつきながら答えてくれます。


「ああ、そうだ。魔法も飛ばしたし、メールもしたし手紙も出してる」

「どれかひとつでいいんじゃないの?」


白夜が空に手紙と魔法の伝書鳩メールを型どった青色の光を出しながら言えば、分かってないわねと言わんばかりに溜息をつきました。


「あのね、ティアが動く時は今は全魔法界がビクビクしてるの。勿論邪魔しようとする輩もいるし、一枚噛みたいと思う奴もいる」

「ははーん、分かったぞ。特定のもの以外が触れたら壊れるんじゃろ。昔あったぞ。しかし〜、そんな大層なことをしてた奴は昔の賢者や王とかだけだったぞ」


ミラクルが昔を思い出してしみじみと言う。しかし、私の扱いは過剰と言わざるを得ない気がして、ムスッとする。


膨らんだ頬を白夜がニコニコしながらつつく。

嬉しそうな顔をしているので払うに払えなかった。

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