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学園長
「ああ、そういえば私に用があったんですよね?」
人と話すならば応接室かと思い、学園長室へはいる。
ドアを開けて入るように促しながらそう聞けば、「ああ、うん」と歯切れの悪い答え。
「やぁ、ようこそ。錬金学園フラスコへ、クソガキ」
品質と、素材。それに特性にまで拘った最高級の机に両膝を乗せて、手を組みその上に顎を乗せて大人の微笑みで空を見るのはトップの風格溢れる元黄色の魔法使い、燈火さんだ。
つ上の前には長テーブルと1人用のソファが対面する様に2つずつ。
ふかふか過ぎて逆に座りごごちは悪いと思ってしまう程です。
後ろにはさらに部屋に繋がる扉もあり、広さも申し分ない。さらに仕掛けを増やそうと画策中だったりもします。
空は何かを悟ったように天を仰ぎ動かなくなった。
それでは困るのですけどね。