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白夜と『春散らす氷絶』
「ただいま」
「お邪魔するわ」
「あ!おかえりなさい!ねね、見て!」
「どうしたの白夜」
「『春散らす氷絶』!」
「雪だるま?」
「ちょっ、ちょっと待って!なんか凄い魔力感じるんだけど!?」
「……凄いですよ!調合をしっかり出来るなんて!」
「白夜は凄いぞ。さっさとティアなんて越えていきそうだ」
「そうなったら全てを任せようかしら」
「それは嫌」
「さて、私の夢の果てについてだったわね」
「そういえばそうでしたね。長くなりそうでしたらご飯を食べながらにしませんか?」
「ええ、いいわよ。って今から作る気?」
「ああ、調合してあるのがありますので」
「食べても大丈夫でしょうね?なんか魔力が溢れて大変って事にならないでしょうね?」
「……普通のカレーデスヨ」
「じっ………」