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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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小さな大きい背中

「こんなにも皆頑張ってくれちゃったんだから、決めなきゃ恥よね!」


猛然と走り出したクレアちゃんはどんどん加速していきます。風の加護を得ているクレアちゃんは正しく風のよう。


自由な風では無く、役目を持った風。



人が涼むために仰いだ時の風のように。


その風のまま、『風の手』を作り出します。これまで見た中で1番大きな手は右手だけ。しかし、ティアマトなんて、軽く握り潰せてしまいそう。


全く身動きが出来なくなったティアマトに『魂の回路』を使用しました。


その時目も開けていられないくらいの、台風よりも、ハリケーンよりも強い風で状況が分からなくなってしまいました。

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