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『守護者の礎』
「で、出来ました」
「やっとね!なんというか、眩しいわね」
『守護者の礎』正方形の中に球体が入っている。全体的にはしろ色で、角度を変えると見る人によって色を変える。
守護者の礎は対象を守るドーム状の結界を貼り、敵と認識したものが、ドームの中にいる場合弾き出されるというもの。
「なるほどな、敵って言うのは具体的には何に該当するんだ」
「統括会、だと不満を持つだけではじき出されますし……」
「過激ね。道具に意思があるのかしらね」
「迷ってる暇はねぇし、そういう決定権がまだ有るなら賢者のとこ行こーぜ。あの人に決めてもらおう」
「それがいいと思うわ、行きましょうティア」