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ミホと心
「ったく、序列とか興味無いってのに……」
目の前に立ち並ぶ見慣れない存在、エルフ。
ミホは一応は統括会に籍を置く関係上、どうしてもトラブルの対応に追われやすい。
今まで行方不明という事になっていたし、記憶も完全に戻ったわけじゃない。
過去の自分はもう死んでしまっているともおもう。
「それでも、今ここに立ってるのはなんでッスかね?報いる何かが有るって事ッスかね。まあ、時間はあるし、いっちょ君達で確かめてみるッスよ〜!」
「ペラペラと。魔法の真髄も理解出来ず、数ばかり増える世界の癌が!」