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期待
名の呪いを持つ創世術士について俺から伝えられることは無い。不穏分子の動きが気になるが、ソイツの不在も関係はありそうだ。
しかも、その目的が見つけて殴るだと。面白い。
自身の力を確固たる物にできるし、この統括会すら崩せるだろうにただ、私情で殴ると。
「今までの足跡、道のみは過程にすぎません。私はただ、無言でどっか行った、私を置いていった事に大して殴り倒さないと気が済まないだけです」
「はー、おっかな。ああ、そうだった。目的忘れてたわ」
「目的?文句は直接フラスコの方へお願いします」
「フラスコ?ああ錬金術士の学園か。そうじゃない。ほら、『キングポイズン』の毒袋」
これは魔物の毒袋に、俺の毒の魔法をコネに捏ねまくった第1級危険物質だ。
何に使用しようととんでもない結果になるだろう。
スプラウトが物凄く嫌そうな顔をしながら全身でやめてくれと訴えてくるが、もう遅い。
「さて、お前は次は何をやって見せてくれる?」
「あっと驚く錬金術ですよ」