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別行動
「よし！超結界を作りましょう！」
「作るって錬金術？」
「もちろん！」
「はぁ、学園の方はしばらく開校出来そうにないわね……」
「今の状況が落ち着いたら専念しますから……」
「専念しちゃうと師匠探しが出来ないんじゃないの？」
「そうでも無いんです。学園の生徒が力をつけてくれれば、情報も入りやすくなると思いますし」
「ああ、なるほどね」
「それより調合しましょう」
「……手伝うわ。手遅れになる前に作ってもらわないと」
「不吉なことを言うなよ。本当にそうなりそうで怖い」
「んじゃ、ガキどもは勝手にやってろ。俺は今聞いた事を賢者に伝えなきゃならん。はぁ、嫌だな」
「ほら、行くぞ。私がついて行ってやるから。リーナーも生き証人だろ？来い」
「えっ、あ、はい」
「何が必要でしょう。宝石類とインゴット系と、不思議な力がある……植物と木材……」
「はぁ、ミラクル。何がいる訳？」
「今言ったのだな。お前らが集まられそうなのは宝石じゃないか？別に魔力濃度が高ければいいしな」
「魔石じゃだめ？」
「いいと思うぞ」
「だって、ちょっとその辺まで火竜でも討伐しに行くわよ」
「今から！？ってか俺！？」
「アンタ以外誰が居んのよ。ほら日没までに行きたいんだから」
「間に合わねーだろ」
「そこは、ミホを使うわ」
「………私ッスか！？」
「貴女ッス」
