表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
57/988

立場

「ティア、こっからは割と真面目な話だ」

「ティアの方が大事にみえる」

「はぁ、ティアも私の弟子なんだから適材適所ってヤツだ」

「え?私二ーヴァさんの弟子だったんですか」

「自分より格上の弟弟子……」

「ああ、もう!じゃあ、真面目な話の前に、ティアの立ち位置を話しとくぞ」

「は、はい」



「魔法使いは異端を嫌う。それは立場を失うし、命を脅かされるからだ」

「う、うーん。ピンと来ないです」

「はるか昔、歴史で魔女狩りって聞いたことはあるでしょ?」

「宗教のやつでしたっけ、異端審問」

「そう、アレで多くの罪なき人は死んだわよね、あの時の魔法使い達は何も出来なかったの」

「ティア、よく考えなさい。もしあの歴史を魔法使い達が介入したとしたら」

「本物の異端ですね」

「そう、教会は今までの異常を認めることになるし、被害者達は魔法使いに縋り付く。ここに2つの派閥ができたわ。後はどうなる?」

「潰し合い、最悪戦争です」

「そう、魔法使いはただでさえ地球の闇を祓っているのに、非魔法使いに関わってられないの」

「無情、になるしかないのですね」

「力あれば血は流れるわ。そういった過去もある。1例だけどね。だから魔法使いは異端を嫌う」

「……もしかして、私?」

「突出した才能は凡人には異端だ」

「理不尽!」

「だから統括会みたいな組織がある。能力あるものが統べる。政治みたいなもんさ」

「質問です」

「どうぞ」

「色の魔法使いはどういう扱いで、何をしてるんですか?」

「色の魔法使いは世界に七人。うち1つは空白だけどな。で、あの人達は裏世界にある終末時計から神器を受け取った人たちだ。つまり、守護者だ」

「なにから、何を守るんですか?」

「全ての悪意から、秩序を守る。その1つが統括会でもある」

「じゃあ、創成者って?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ