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青髪の錬金術士とスターゲイザー
少し前、青髪の錬金術士がティア達と立ち会い、スターゲイザーの2人を殺したように見せた後。
白熱電球の明かりひとつの不気味な部屋で、方を寄せあって震えていた。ペルシャはキッと青髪の錬金術士を睨みつけた。
「ここはどこなの。アンタ、私たちに何をしたの!」
ラプラスは明らかに自分達以上に強く、危険な人物に噛み付こうとする姉のペルシャの服を引き、震えながら首を横に振る。
「ラプラス、アンタ……」
「ね、姉ちゃん。相手は俺たちを簡単に連れ去ったんだよ?大人しくして……」
「弟の方がよく分かってるみたいね。少し実権がしてくてね。ねぇ、アンタらさ、錬金術やってみてよ」
「は?」