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集合
「ティア、まだ居る?」
「あっ、クレアちゃん!」
「最近しなくなったと思ったのに。抱きつかないの」
「それで、『No.』について何か分かったの?」
「何もよ。警戒レベルは上げてるけどね」
「うぅ……フラフラします……」
「ソフィーさんは大丈夫なんですか」
「ああ、また一段階星読みが覚醒しただけよ」
「なんだ、そうなんですね。なにか見えましたか?あ、座ってください。紅茶入れますから」
「おい、おい!何サラッと流してんだ。星読みが居て覚醒?それも何段階かしてるだって?」
「グロリアス、さっき言ったわ」
「あ、いや。歴史上星読みの覚醒者は数えるほどだから……」
「目に星が現れたの。凄いわよね」
「はは、凄くないですよ。それよりも、敵と裏切り者は今、ティアさん達が居たあの黄金郷へ行きました。開いてない扉が青い髪の子が開けて中に入ったのは見えたんですが、その青い髪の子は星読み越しの私を見たんです!只者じゃないですよ」




