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ソフィー
「占星術を使います。陰陽師の空さんから教わったんですけど……」
「空……あのよく分からない人ね」
「陰陽師は皆さん縛ってあるから問題ないはずです」
「なぁ、待て。陰陽師だって?」
「はい。今じゃなくても良くないですか?」
「あ、ああ。そうだな……」
「少し集中します」
「時間かかりそうね、ティア、一旦アトリエに戻りましょう。他の人にも言っておかないと」
「そうですね、白夜も心配ですし」
「ミルクショコラが番人してるでしょ」
「リーナーは残ってろ」
「えっ、ですが……」
「いいから!」
正座をして気を整えたソフィーがゆっくりと目を開いた。その目には星が瞬いていた。
瞳孔の形が星型に変わっていた。