エピソード:リーナー
「sめ、ヘマをしましたね」
「待ってくれ!俺が『10』のてさきだって!?冗談はよして下さいっ!あんな邪悪と一緒くたにされたくはありませんよっ!」
「おい、ほんとうにコイツか?」
「しかし、白の代行者の星読みはコイツだと。写真まであるんだぞ」
「でも精度低いよな」
「面倒だな……。何三文芝居してる」
「あ、aじゃありませんか!助かりましたー」
「助かったじゃありません。『異物』の居場所は?」
「やはり上層部ですね。ガードが厳重なのと、要人が来てる事もあって警備が普段より多い」
「夜明けまでに回収してトンズラ。行けそうか?」
「このままだと、無理でしょうね。しかしご安心を!とっておきが御座いますので!」
「……サブプランを考えておこう」
「ちょっとは信頼してくださいよ!」
「白の代行者が多いのは俺達に感ずいてるからか?」
「それもあるでしょうけど、それとは別に『青の代行者』も居ますからね」
「て事は、青色の魔法使いも居るのか……」
「白も居ますよ」
「どう出し抜くか……」
「ですから!とっておき、ですよ!」
「紹介が遅いんじゃないか?」
「貴方は?」
「極東の国の、まぁ、術師とでも」
「……なるほど。味方では無いが敵でもないと」
「儂らは生命の神秘を欲しておる。色となればかの御方も満足するだろう」
「作戦は」
「はっ、物量による正面突破。に、見せかけて裏を取る」
「裏をとっても色の魔法使い二人を相手とれますか?ただでさえ厄介な『快楽』の本拠地なのに」
「だからだよ。色の2人は女だ。そして、潔癖だ。ここを解体することを目的にしてる。対立するだろう」
「なるほど、見えてきました。暴れ回る隙に私達は『異物』を。でも、色の2人はどうするおつもりで」
「なに、不意をつければ勝ちなんだよ。コレでな」
「札?」
「まぁ、企業秘密だな。もういいだろう、行くぞ」