名も無き一団
「なんなんだアイツらも!」
「私達の仲間ですよ。それも、最高のね!」
「そんなの知らんわ!何者だと言う意味だ!」
「お、怒りっぽいなぁ」
「魔法使いですよ。元頂点、現頂点、特別と個性豊かですが」
「よくよく考えたら意味わかんないメンツよね」
「あ、あの。クレアさんも十分あっち側ですよ?」
「よぉ!遅かったな、リーナー!」
「これでも全力……では無かったですね」
「……結局私が運んできたものね」
「な、なんなんだ貴様らは」
「そっちにも居るわよね?」
「ええ、この子よね。全く無反応だけど、この城を指さしたのよ」
「だから私がこう水龍でひとっ飛びッスね」
「……引っかかったのはコレか?」
「誰っ!?」
「私の事かな?」
「それ以外あるかしら」
「こんにちは、『名も無き一団』です」
「リーナー!」
「ええ、懸念が当たりましたね」
「リーナー?おいお前リーナーか!」
「……知り合いか」
「…………」
「いいぜ。お前の過去も闇も全て許容範囲だ」
「ブレット……」
「俺はトーマス。イレギュラーも居るがまぁ、『アレ』は約束を守ったわけか」
「私の前で余り喋らないことです。内通者がいましたか」
「アッハハハッ!最高だよ!そうだお前はそういう奴だ!」
『水龍』
「おっと、行儀がねぇな。青色様?」
「黙るッス」
「目的は果たせたかな。後は自由にやってどうぞ。では」
「おいっ!」
「き、消えましたね」