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師匠組と青髪
「……なぁストラウト」
「なにかなニーヴァ」
「コイツなんだと思う?」
「人間……に見える何かだな。まったくティアには驚かされてばかりだ」
「うーん、目が覚めたはいいけど全くの無反応か」
「でも、歌ってたんだろ?」
「らしいね、なにかヒントになる?」
「なると思ったか?」
「いや全く」
「……すごく嫌な予想していいか?」
「いいぞ、多分同じこと思ってる」
「創成物……じゃないよね」
「場所といい、出現条件といい、その線が濃厚だろ」
「はぁ、どうしよ」
「ま、アイツらが帰ってくるのを大人しく待っとくしかねーんじゃね?遊んでんだろ?」
「そうだけど、どうせトラブルに巻き込まれてるわよ」
「おいおい、いくらなんでも遊びに行ってそんな事になるかよ」
「そ、そうだよな。いや、なんかそんな感じがしてさ」
「まさか……ハハハ」
「無いわよねぇ……ハハハ」