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悪夢
「いや、もはや流石」
「ええ、もしかして。そうなってまいいように、と準備をしておいて本当に良かったです」
「あ、あはは。1週間前にみた悪夢はこれの示唆だったのね。自分を見誤りました……」
バフォーム家、当主としてあちこちに走り回りながら先代を倒してしまい、解体し、そのごリーナーと共に建て直しで忙しかったが、クレアと燈火の誘い(乏い脅迫)でスケジュールを無理やり開けて来ていた。
リーナーはブレットと行動を共にしているし、秘書の役割もになっているので当然一緒だ。
そうでなくてもティアの最初の仲間で、友達の1人だから来るのは当たり前とクレアに言われてもいる。
その忙しい2人にもクレアは息抜きさせてあげたかったし、ちょうどいいガス抜きになればとも思っていた。
そして今だ。
ソフィーが嘆くのも無理は無い。
なんせ今、悪夢の様な場所に居るのだから。
「なんでッ!!こーなるのよーー!!!」