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帰り
「この子は私に任せてください。では1度解散。予定を立てて再出発にします」
「…………何処か泊まれる場所はないか?」
「ではアトリエの……」
「統括会の!食客の部屋があるので案内しますよ」
「…………しかし」
「ええ、過去のことは知ってますが、ティアの名前を出せば黙るでしょう」
「え、何故ですか?」
「……何言ってんの?」
「ええ、なんで呆れ顔されてるんですか、私」
「無頓着過ぎるぜボス」
「分からない……」
「創成術の暴走を止めた。錬金術の力を示した。挙げ句、錬金術士を独自に教育する為の教育機関を作る。敵対したくないわよ」
「そんな大層な事なんてしてないです」
「クレア。アンタの相棒は常にこうなの?わざとじゃないの?」
「チッ、力あるやつはこれだから……」