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まとまりの無い
「スカーレットが目を離したから!」
「何よ!メイズが事前に罠を察知しなかったからでしょ!?なんの為のアナタよ!」
責任のなすり付けと心配と後悔とでてんやわんやになっている2人。
「い、今すぐ霊魂を留まらせれば……!」
「待てティア、それは誰もなし得なかったことだ!しかも禁忌だろ!?何やろうとしてんだ!」
方向性が何処か違く、遥か彼方へ方向転換してしまった錬金術士。
「まずはどかせよ!瓦礫の下なんだろ!?」
「ま、マジでそれ!おい、おチビ!聞こえるか!?」
普通の対応をする魔法使いと、別れた。
残ったクレアはちゃっかりとフォールスとセレストの横に居たりする。
「あー、諦めた方が……」
目の前の惨状に1人諦めの境地に立った。
「………なんとまとまりの無い」