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連れてきたわ
「ちょっと!ねぇ!!……反応しないし。歌い続けるし……」
クレアちゃんがフワッと浮いたかと思えば、サッと青髪の少女の所に降り立ち、顔の前で手を振ったり、体を揺さぶったりと割と危ないんじゃないかなーっと思う事を平然とする。
皆さんも気が気でない様です。
「お前の相棒も大概じゃないか!あんだけ刺激すんなってお前に言ってたよな!?」
「言われましたねー」
「もう直接触れてるぞ!?」
「揺さぶってますねー」
「挙句、連れてきた……連れてきやがった!?」
「おかえりなさーい」
「反応無いから連れてきたわ。どうかしら?」
「いや、何が!?」
「ねぇさん、疲れないのか」
「疲れるわよ!!体力的にも、精神的にも!」
ペルシャの肩をポンと叩くのはスカーレット。
「慣れなさい」