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フォールスさん
3色信号をクレアちゃんに呼び出してもらいます。
その間に、戦闘、護衛、考古学に精通しているというフォールスさんにお話を伺います。
「何か必要なものは有るのでしょうか。一応向こうでも急拵えは出来ますが」
「話を折って悪い。向こうで急拵えってなんだ?」
「ティアが裏世界に突貫工事で簡易アトリエを作ったのよ。それでフォールスさん、何がいるかしら」
グロリアスは怪訝な顔を私な向けています。それに話をクレアちゃんに強制的に終わらされてのが気に食わなそうです。
相変わらずクレアちゃんはグロリアスに対してピリピリしてます。
「…………特に、ない」
充分にタメを作り、場の緊張感を極限まで高めてからボソッと言われます。
何が来ると身構えていたクレアちゃんは脱力とも苛立ちとも言えないような複雑な表情。