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ミルクショコラ
「オホン、では威力未知数なので、ミルクにのって空に向かって投げてみましょう!」
「ね、ねぇ、ティア?」
「どうしましたか?」
「あのね、私もミルクショコラ達に乗ってみたいの」
「ええ!良いですとも!では、クレアちゃんはショコラに乗ってください」
「ふむ、危険は無いのか?」
「知りません、今から知るんですから」
「破天荒じゃの」
「爺さん、問題児ばっか気に入るなよ」
「問題児筆頭が何を言う」
「ティアと言ったか。万が一がありそうで怖いからな。コレを持ってなさい」
「ありがとうございます、コレは?」
「風のルーンが刻まれた石じゃ。大破と言うから爆発であろう、自身に降り掛かっても軽減してくれるだろう。ほら、お前さんも」
「あ、ありがとうございます!」