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黒の錬金術士1
スターゲイザーという魔法学校がある。
統括会等には及ばないが、それなりに格式のある学校たして魔法界では知られている。
統括会は魔法界の法でもある。故に色の魔法使いと認められれば、どこの所属だろうと統括会へ行く事になる。
これは魔法使いたちが夢見る1つの形だったりする。
色の魔法使いになれば、大きな権力と富が約束される。
大きな仕事を任される。それは世界を人知れず救う事もあるらしい。
だが、彼らに慣れるのは地球上何億と居る中でたった7人。生まれながらにそれは決まっている。
俺はごく普通の魔法使いの家の出だ。
父親と、母親。両方とも言ってみれば平凡で、一般社会で働きに出ねば生きては行けない位の魔法使い。
居てもいなくても変わらない存在だった。