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帰る時に行く
「あ、帰ったわね。おかえりなさい」
「燈火さん!ただいまもどりまし……た。どうして袖を掴むんですか?」
「それはね、錬金術の学校について仕事が溜まってるからよ。クレア、ちょっと借りるわね」
「うん、分かった。と、言う訳で私も行くところがあるから、準備できたらまた連絡するわ」
「分かった。連絡来たらすぐ集まれるように準備しておく」
「んー、暇になっちまったな」
「こんなゆっくりの探検は初めてだね!」
「いつもどんだけ弾丸冒険してたのよ……」
「それでは泣く泣く行きます……」
「ママ、私も行く」
「はい……」
「あはは、多忙だね」
「いずれ白夜に……」