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古代文字と入口
「一通りみましたけど、錬金術の痕跡は全く有りませんでした」
「じゃあこの黄金郷はただの人工物だってこと?」
「裏世界のこんな深層にあるんです。ただのってことは無いと思いますが、中に入ってみたいですね」
「なるほど、ね。古代文字よ」
「チッ、いつの間にそんな博識になったんだよ」
「日々進歩するのよ。そんな事より流石に読めはしないから、リーナーなりを呼んだ方がいいわね。ティアの仕事の確認も兼ねて1度戻りましょうか」
「あっ、少しこの石版と門を見ていいですか?」
「ええ」
「ミルクショコラ、撃ちなさい!」
「ちょっ、待ちなさ………い」
ドガンッ!!!
「なるほど……あだっ」
「なーにーが、なるほどなのよ!ほらまた金色の騎士が召喚されたじゃない!」