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出し抜き
「クッソォ、何話してやがるんだ?」
「身の上話よ」
「うわぁっ!」
「風使いを舐めない事ね」
「そんな多彩だったか?」
「そうならざるを得なかったのよ。で、親玉に伝えれそうな情報はあった?」
「んなっ」
「分かってるわよ?私達は統括会と戦える程なんだから。ティアの危機察知は尋常じゃないわよ?」
「脅しか?」
「そんな事する必要も無いわ〜、色の魔法使い元も含め2人は確定、もう1人も頼めば来るだろうし、バフォーム家に星詠み、協定を結んでるから魔道図書も味方ね。あぁ、情報屋も居るから私にバレたんだけどね」
「この半年足らずでクレア、オメェ何処まで……」
「ま、そういう事だからティアの邪魔はしないでね。ティアの目的が無事済んだら何も知らなかったことにしてあげるから」
「ぐぬぬ、無個性だったくせにぃ」
「……メイズかっこ悪い」
「うっさい!」