錬金術師ティアのつくる話

報告

「まぁ、では早速！と言いたいところですが、何か注意事項等は有りますか？あと、進めないと言っていましたができる限りの説明をお願いします」

「…………」

「どうしました？」

「急ににまともになるのね」

「慣れよ」

「いいわ。まずは注意事項。戦闘は避けられないし、できる限り少人数が望ましい」

「人選はこの場に居る人だけなので問題ないですね」

「え、星読みの子とかは？」

「バフォーム家復興で忙しそうなので無理です。あぁでも、こんなものを預かってますよ」

「ノート？」

「今は黄金郷がどんな場所か分からないからピンと来ませんけど、ソフィーさん曰くここに書いてある事はプラスにもマイナスにもなる事柄のキーワードだそうです」

「本人不在は痛いけど、既にこのレベルの物があればある程度は安心かしらね」

「ティア、ミラクルは連れていくの？」

「はい、その予定です。基本的に行き詰まったらその都度帰りますけど、何とか出来そうなことはゴリ押ししますので」

「なぁ、お前らってさ起源の魔法使い結構仲間にいるけどよ、今回は誰一人として連れてこねぇの？」

「口には気を付けろよ、メイズ」

「なっ、なんなんだよ！クレア、オメーさそんなキャラじゃ無かっただろ！」

「ティアを、その仲間も侮辱するなと言った。私はどうでもいい」

「どうでもよくありませんっ！クレアちゃんが私達のために怒るなら、私たちはクレアちゃんの為に怒るんです！」

「わかった、わかった！悪かったよ！悪気は無い」

「なによそれ、羨ましい」